母子分離は自立のための第一歩

母子分離は自立のための第一歩

母子分離不安による子どもや親が抱える問題が話題になっていますが、子供の成長の過程で母子分離は必ず通る道です。特に幼少期には、子供が親から離れて他と関わろうとする気持ちと親を頼りたいという気持ちのバランスが取りにくくなることがあります。又、保育園や幼稚園などに通うタイミングで親と離れたくないのに離れなくてはならないといったケースが問題が起こるのが実情です。

ですが、遅かれ早かれ子供は親から自立するものです。それは、段階的に色々なタイミングで発生しますがまずは保育園や幼稚園に入園するタイミングで行きたがらなかったりぐずるといった問題は多くの家庭で見られます。しかし、ほとんどの場合は自然に友達との関わりの中で親から自立していくものですし、友達と遊ぶ方が楽しいというケースが多いです。母子分離で苦労する家庭は多くありますが、時間の経過とともに自然に解消されることが多いですしそれが子供の成長と言えます。

母子分離により不安を感じる事は成長に必要な過程

母親から離れることにより子供が不安を感じて泣いたり後追いをしたりするのは母子分離による不安ですが、子供が成長するためには必要な過程です。月齢が進むにつれて少しずつ外の世界に触れる機会が多くなり、様々な事を吸収しながら社会生活に慣れていきます。母親は子供にとって非常に頼りになる存在ですが、様々な外の世界との触れ合いを通してしか学べないこともあり、それを促すための取り組みも色々と行われています。

次第に母親から離れても不安を感じなくなり、興味がどんどん広がっていって大きく成長するチャンス到来です。興味や関心を抱くことはごく自然なことであり、活動の幅が広がることで学べる範囲も大きくなるため、保護者はスムーズに母子分離ができるようにサポートすることが大切です。最初は不安を強く感じて離れられない子供も多いのですが、慣れてくると安定した気持ちで過ごせるようになり、活発に触れ合いの経験も楽しめるようになります。